光通信における信号劣化要因のうち、WDM(波長分割多重)システムで特に問題となる非線形光学効果として、最も不適当なものはどれか。
SRS(誘導ラマン散乱)は、短波長チャネルから長波長チャネルへのエネルギー移動を引き起こす。
SBS(誘導ブリルアン散乱)は、後方散乱のため全チャネルに均等に影響する。
XPM(交差位相変調)は、あるチャネルの強度変動が隣接チャネルの位相変動を引き起こす現象である。
FWM(四光波混合)は、複数の周波数が混合して新たな周波数成分が生じる現象である。
| 現象 | 概要 | WDMへの影響 | |-----|------|------------| | SRS(誘導ラマン散乱) | 短波長→長波長へのエネルギー移動 | チャネル間のパワー不均一 | | SBS(誘導ブリルアン散乱) | 後方散乱、狭帯域連続波で顕著 | 主に単チャネルの問題、全チャネル均等ではない | | SPM(自己位相変調) | 自信号の強度による位相変調 | 波形歪み | | XPM(交差位相変調) | 他チャネルの強度による位相変調 | チャネル間クロストーク | | FWM(四光波混合) | 複数チャネルの混合で新周波数発生 | チャネル間干渉 |
非線形効果はファイバの入射パワーが高いほど、分散が低いほど顕著になります。