免震構造・制振構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
免震構造は、建物の基礎または中間層に免震装置(積層ゴムアイソレーター等)を設置して地震動を建物に伝わりにくくする構造システムである。
制振構造(制震構造)は、建物内にダンパー等の制振部材を設置して地震エネルギーを吸収・減衰させる構造システムである。
免震構造では、建物の固有周期を長くすることで地震応答加速度を低減させる効果がある。
免震構造は、建物が地面と完全に切り離されているため、上層階の居住性への影響は全くない。
| 項目 | 免震構造 | 制振(制震)構造 | |------|---------|------------------| | 仕組み | 地震動を建物に伝えない | 建物内でエネルギーを吸収 | | 効果 | 大きい(加速度を1/3〜1/5程度に低減) | 中程度(応答変位・加速度を低減) | | コスト | 高い | 中程度 | | 制限 | 免震層周辺のクリアランス必要 | 特になし |
| 装置 | 役割 | |------|------| | 天然ゴム系積層ゴム | 水平剛性低減(周期を長くする) | | 鉛プラグ入り積層ゴム(LRB) | 支持+エネルギー吸収 | | 鋼製ダンパー | エネルギー吸収 | | 鉛ダンパー | 小変形域でのエネルギー吸収 |