根切り工事・土工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ヒービングは、軟弱な粘性土地盤を掘削する際に、山留め壁の外側の土が掘削底面下から回り込んで盛り上がる現象である。
ボイリングは、砂質地盤を掘削する際に、地下水の浸透圧によって砂が掘削底面から噴き上がる現象である。
パイピングは、土中に水みちが形成されて土粒子が流出し、やがて大規模な崩壊に至る現象である。
根切り底面の安定のため、地下水位が高い場合は排水工法(ウェルポイント法・ディープウェル法等)のみが有効で、薬液注入は無効である。
| 工法 | 特徴 | 対象深さ | |------|------|----------| | ウェルポイント工法 | 多数の小径集水管で真空排水 | 地下水位−5〜7m程度 | | ディープウェル工法 | 深い大径井戸で重力排水 | 地下水位の深い場合 |
| 工法 | 特徴 | |------|------| | 薬液注入工法 | グラウトを注入して透水係数を低減・地盤固結 | | 凍結工法 | 地盤を凍らせて止水・支持力確保 | | 深層混合処理 | セメント系固化材で地盤を改良・固結 |
| 現象 | 対策 | |------|------| | ヒービング | 掘削底面の地盤改良・山留め壁の根入れ深さ増大 | | ボイリング | 水位低下(排水工法)・止水壁の根入れ増大 |