目次
令和8年度の第二種電気工事士を受験予定の方へ。
「第二種電気工事士の合格率ってどのくらい?」「上期と下期で違いはあるの?」という疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、第二種電気工事士の最新の合格率データを分析し、合格率から見える効果的な対策法を解説します。
この記事でわかること
- 筆記試験・技能試験の合格率推移(過去5年分)
- 上期試験と下期試験の合格率の違い
- 合格率から見る試験の傾向
- 合格率を上げるための効果的な対策
第二種電気工事士の合格率【最新データ】
筆記試験(学科試験)の合格率推移
過去5年間の筆記試験(学科試験)の合格率は以下の通りです。
| 年度 | 上期 | 下期 | 年間平均 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年)※ | 57.7% | 発表待ち | - |
| 令和6年度(2024年) | 59.4% | 58.2% | 58.8% |
| 令和5年度(2023年) | 62.1% | 54.8% | 58.5% |
| 令和4年度(2022年) | 58.2% | 53.3% | 55.8% |
| 令和3年度(2021年) | 60.4% | 57.5% | 59.0% |
※令和7年度のデータはAIによる推定値を含みます。正確な数値は一般財団法人 全国建設研修センターの公式発表をご確認ください。 ポイント
- 合格率は55〜62%前後で安定推移
- 直近7年の平均合格率は約59.3%
- 年度や時期により5〜7%程度の変動がある
技能試験の合格率推移
過去5年間の技能試験の合格率は以下の通りです。
| 年度 | 上期 | 下期 | 年間平均 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年)※ | 72.0% | 発表待ち | - |
| 令和6年度(2024年) | 71.8% | 70.1% | 71.0% |
| 令和5年度(2023年) | 72.4% | 70.6% | 71.5% |
| 令和4年度(2022年) | 73.2% | 68.8% | 71.0% |
| 令和3年度(2021年) | 74.2% | 71.1% | 72.7% |
ポイント
- 合格率は68〜75%前後で安定推移
- 直近7年の平均合格率は約70.2%
- 筆記試験より10〜15ポイント高い合格率
受験者数の推移
第二種電気工事士は、毎年多くの受験者がいる人気資格です。
| 年度 | 筆記試験受験者数 | 技能試験受験者数 |
|---|---|---|
| 令和7年度(2025年)上期 | 約71,000人 | 約52,000人 |
| 令和6年度(2024年) | 約140,000人 | 約100,000人 |
| 令和5年度(2023年) | 約135,000人 | 約95,000人 |
| 令和4年度(2022年) | 約130,000人 | 約90,000人 |
ポイント:年間約13〜14万人が受験する、国家資格の中でもトップクラスの受験者数を誇る資格です。
実質合格率(筆記・技能ともに合格した割合)
筆記試験と技能試験の両方に合格し、資格を取得できる実質合格率は以下の通りです。
| 年度 | 筆記合格率 | 技能合格率 | 実質合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度上期 | 57.7% | 72.0% | 約52.4% |
| 令和6年度 | 58.8% | 71.0% | 約41.7% |
| 令和5年度 | 58.5% | 71.5% | 約41.8% |
計算式:実質合格率 = 筆記合格率 × 技能合格率
ポイント:筆記試験を受験した人の中で、最終的に資格を取得できるのは約40〜50%程度です。約2人に1人は合格できる計算になります。
上期試験と下期試験の合格率比較
筆記試験の上期・下期比較
| 年度 | 上期合格率 | 下期合格率 | 差 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 59.4% | 58.2% | +1.2% |
| 令和5年度 | 62.1% | 54.8% | +7.3% |
| 令和4年度 | 58.2% | 53.3% | +4.9% |
| 令和3年度 | 60.4% | 57.5% | +2.9% |
| 平均 | 60.0% | 56.0% | +4.0% |
傾向:上期の方が下期よりも平均4ポイント程度高い傾向があります。
考えられる理由
- 上期は学生(新卒)の受験者が多く、勉強時間を確保しやすい
- 下期は仕事をしながら受験する社会人の比率が高い
- 上期不合格者が下期に再チャレンジするケースがある
技能試験の上期・下期比較
| 年度 | 上期合格率 | 下期合格率 | 差 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 71.8% | 70.1% | +1.7% |
| 令和5年度 | 72.4% | 70.6% | +1.8% |
| 令和4年度 | 73.2% | 68.8% | +4.4% |
| 令和3年度 | 74.2% | 71.1% | +3.1% |
| 平均 | 72.9% | 70.2% | +2.7% |
傾向:技能試験も上期の方が平均2〜3ポイント高い傾向があります。
どちらの時期に受験すべきか
| 観点 | 上期試験 | 下期試験 |
|---|---|---|
| 合格率 | やや高い傾向 | やや低い傾向 |
| 学習期間 | 年初から準備可能(3〜4ヶ月) | 夏から準備(3〜4ヶ月) |
| 受験者層 | 学生・新入社員が多い | 社会人・再受験者が多い |
| メリット | 早く資格取得できる | 上期の結果を見て対策できる |
おすすめ
- 初めて受験する方:上期試験(合格率がやや高い)
- 上期不合格だった方:下期試験(同年度内にリベンジ可能)
- 働きながら受験する方:準備期間が取れる方を選択
合格率から見る試験の傾向分析
なぜ筆記試験の合格率は60%程度なのか
合格率60%前後で推移する理由
-
合格基準が60%(30問正解)
- 半分強正解すれば合格できる
- 20問間違えても合格可能
-
過去問からの類似出題が多い
- しっかり対策すれば合格できる設計
- 完全な初見問題は少ない
-
受験者のレベルが幅広い
- 工業高校生から転職希望者まで多様
- 準備不足の受験者も一定数いる
なぜ技能試験の合格率は70%程度なのか
合格率70%前後で推移する理由
-
候補問題13問が事前公表
- 練習した問題が必ず出題される
- 準備さえすれば合格できる設計
-
筆記試験合格者のみが受験
- 一定の知識を持った受験者層
- 基礎力がある状態でスタート
-
40分で完成できれば合格可能
- 練習を重ねれば時間内に完成できる
- スキルは確実に上達する
不合格になる人の特徴
筆記試験で不合格になる人
- 過去問を十分に解いていない
- 暗記が不十分(図記号、器具名称など)
- 勉強時間が不足している(20時間未満など)
技能試験で不合格になる人
- 練習回数が不足している(13問を1周未満)
- 欠陥の判断基準を理解していない
- 40分以内に完成できるスピードがない
合格率を上げるための効果的な対策
筆記試験の合格率を上げる方法
1. 過去問5年分を3周以上解く
過去問を繰り返し解くことで、出題パターンを把握できます。
| 周回数 | 目標正答率 |
|---|---|
| 1周目 | 50〜60%(傾向把握) |
| 2周目 | 70〜80%(弱点克服) |
| 3周目 | 80〜90%(合格圏内) |
2. 暗記問題を優先的に対策
配線図、器具・工具、施工方法など、暗記で得点できる分野で25〜30問を確保しましょう。
3. CBT試験を活用する
令和8年度はCBT試験の期間が46日間に延長されました。自分の準備が整ったタイミングで受験できます。
4. 合格ラインを意識する
60%(30問正解)で合格です。満点を目指す必要はありません。苦手分野は捨てて、得意分野で確実に得点する戦略も有効です。
技能試験の合格率を上げる方法
1. 候補問題13問を2〜3周練習
13問すべてを練習し、どの問題が出ても対応できる状態にしましょう。
| 練習回数 | 目標完成時間 |
|---|---|
| 1周目 | 60分以内(時間は気にしない) |
| 2周目 | 45分以内(本番を意識) |
| 3周目 | 35分以内(見直し時間を確保) |
2. 欠陥の判断基準を熟知する
1つでも欠陥があると不合格です。公表されている欠陥の判断基準を確認し、ミスしやすいポイントを把握しておきましょう。
主な欠陥チェックポイント
- リングスリーブの圧着マーク
- 芯線の長さ(露出不足・過多)
- 結線の誤り
- 器具の損傷
3. 時間内に完成できるまで練習
本番は40分です。35分以内に完成させ、5分以上の見直し時間を確保できるように練習しましょう。
4. 便利工具を活用する
VVFストリッパー(ホーザン P-958など)を使えば、作業時間を大幅に短縮できます。
令和8年度の合格率予想
筆記試験の予想
令和8年度の筆記試験の合格率は、55〜62%程度と予想されます。
予想の根拠
- 過去5年間、大きな変動なく55〜62%で推移
- CBT試験の期間延長で、準備を整えた受験者が増える可能性
- 出題傾向に大きな変更は予想されない
技能試験の予想
令和8年度の技能試験の合格率は、68〜75%程度と予想されます。
予想の根拠
- 過去5年間、安定して68〜75%で推移
- 候補問題の事前公表制度が継続
- 合格率が大きく変動する要因は見当たらない
合格率データの読み方【注意点】
合格率だけで難易度を判断しない
合格率60%と聞くと「簡単そう」と思うかもしれませんが、注意が必要です。
見落としがちなポイント
-
不合格者の40%も一生懸命勉強した人が含まれる
- 準備不足で受験した人だけが不合格になるわけではない
- 対策を間違えると不合格になる可能性がある
-
技能試験の合格率70%は「筆記合格者」が母数
- 筆記試験を突破した人の中での70%
- 完全な初心者の70%ではない
-
実質合格率は約40〜50%
- 筆記と技能の両方に合格する人は半数程度
- 油断せずに対策することが重要
合格率を「自分の合格率」にするために
単純に「合格率60%だから大丈夫」と考えるのではなく、自分が合格者側に入るための努力が必要です。
合格者に共通する特徴
- 過去問を5年分以上解いている
- 技能試験は候補問題13問を2周以上練習
- 欠陥の判断基準を理解している
- 時間配分を意識した練習をしている
まとめ:合格率データを味方につけて合格しよう
第二種電気工事士の合格率は、**筆記試験約60%、技能試験約70%**と、比較的高い水準で安定しています。
合格率データのまとめ
| 試験 | 合格率 | 傾向 |
|---|---|---|
| 筆記試験 | 55〜62% | 上期がやや高い |
| 技能試験 | 68〜75% | 上期がやや高い |
| 実質合格率 | 40〜50% | 約2人に1人が合格 |
合格するための3つのポイント
-
筆記試験は過去問を繰り返し解く
- 5年分3周で合格ライン突破
-
技能試験は候補問題を練習する
- 13問を2〜3周で本番対応力を養成
-
欠陥の判断基準を理解する
- 1つのミスも許されない技能試験対策
合格率データを参考にしながら、計画的に学習を進めれば令和8年度の試験で必ず合格できます。
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監修・執筆
sekocan 編集部
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