目次
令和8年度の1級建築施工管理技士を目指す方へ。
「合格するのに何時間くらい勉強すればいいの?」「いつから勉強を始めればいいの?」という疑問を持っていませんか。
1級建築施工管理技士は、2級と比較して出題範囲が広く、より多くの勉強時間が必要です。しかし、効率的な学習計画を立てれば、働きながらでも合格は十分可能です。
この記事では、1級建築施工管理技士に合格するために必要な勉強時間と、効率的なスケジュールの立て方を詳しく解説します。
この記事でわかること
- 第一次・第二次検定それぞれの必要勉強時間
- レベル別の学習期間の目安
- 効率的な学習スケジュールの立て方
- 働きながら学習する方向けのプラン例
合格に必要な勉強時間の目安
全体の勉強時間
1級建築施工管理技士の合格に必要な勉強時間は、一般的に300〜500時間と言われています。
| 対象 | 必要時間の目安 |
|---|---|
| 第一次検定のみ | 150〜250時間 |
| 第二次検定のみ | 150〜250時間 |
| 両方を同年度受検 | 300〜500時間 |
この幅は、受験者の実務経験や基礎知識の有無によって大きく変わります。
2級との比較
| 項目 | 1級 | 2級 |
|---|---|---|
| 第一次検定の勉強時間 | 150〜250時間 | 50〜100時間 |
| 第二次検定の勉強時間 | 150〜250時間 | 50〜150時間 |
| 合計 | 300〜500時間 | 100〜300時間 |
| 学習期間の目安 | 5〜8ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
1級は2級の約1.5〜2倍の勉強時間が必要です。
勉強時間に影響する要因
時間が短くて済む人
- 2級建築施工管理技士に合格している
- 建設業での実務経験が長い(10年以上)
- 類似資格(1級土木施工管理技士など)を持っている
- 過去に1級を受検した経験がある
- 効率的な学習法を知っている
時間がかかる人
- 2級を取得していない
- 実務経験が浅い、または異業種からの転職
- 1級の資格試験が初めて
- 基礎知識(構造計算、法規など)が不足している
- 記述式問題が苦手
1日・1週間の学習時間の目安
無理なく継続できる学習時間の目安は以下の通りです。
| 期間 | 目安時間 |
|---|---|
| 平日 | 1〜2時間 |
| 休日 | 3〜5時間 |
| 1週間合計 | 12〜20時間 |
週15〜20時間を確保できれば、5〜6ヶ月で合格ラインに到達できます。
レベル別の学習期間
初学者(実務経験浅い・2級未取得)
推奨学習期間:8ヶ月以上
特徴
- 建築用語から覚える必要がある
- 計算問題や法規に時間がかかる
- 経験記述の材料が少ない
学習時間の目安:400〜500時間
中級者(2級取得済み・実務経験あり)
推奨学習期間:5〜6ヶ月
特徴
- 基本的な建築知識は理解している
- 2級の学習経験を活かせる
- 経験記述の材料がある
学習時間の目安:300〜400時間
経験者(過去に1級受検経験あり・類似資格保有)
推奨学習期間:3〜4ヶ月
特徴
- 試験の出題傾向を把握している
- 弱点分野を絞って対策できる
- 経験記述の準備がある程度できている
学習時間の目安:150〜250時間
第一次検定の学習スケジュール
第一次検定の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 四肢択一(マークシート) |
| 問題数 | 72問(うち60問解答) |
| 試験時間 | 午前2時間30分+午後2時間 |
| 合格基準 | 60%以上(36問以上正解) |
| 試験日 | 7月(年1回) |
4ヶ月スケジュール(中級者向け)
第一次検定のみを受検する場合の4ヶ月スケジュールです。
1ヶ月目:基礎固め(40時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 過去問1年分を解いて現状把握 | 8時間 |
| 2週目 | テキストで建築学・構造をインプット | 12時間 |
| 3週目 | テキストで施工(躯体・仕上げ)をインプット | 12時間 |
| 4週目 | テキストで施工管理法・法規をインプット | 8時間 |
2ヶ月目:過去問演習1周目(50時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 過去問演習(令和6年度・令和5年度) | 12時間 |
| 2週目 | 過去問演習(令和4年度・令和3年度) | 12時間 |
| 3週目 | 過去問演習(令和2年度・令和元年度) | 12時間 |
| 4週目 | 過去問演習(平成30年度)・間違い復習 | 14時間 |
3ヶ月目:過去問演習2〜3周目(50時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 間違えた問題の復習・テキスト確認 | 12時間 |
| 2週目 | 過去問2周目(時間を計って) | 12時間 |
| 3週目 | 弱点分野の集中対策 | 14時間 |
| 4週目 | 過去問3周目(間違えた問題中心) | 12時間 |
4ヶ月目:総仕上げ(40時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 模擬試験形式で過去問を解く | 10時間 |
| 2週目 | 弱点分野の最終確認 | 12時間 |
| 3週目 | 過去問の総復習 | 12時間 |
| 4週目 | 最終確認・体調管理 | 6時間 |
合計:約180時間
分野別の学習時間配分
第一次検定の分野別に、学習時間の配分例を紹介します。
| 分野 | 出題数目安 | 配分時間 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 施工管理法 | 10問(必須) | 40時間 | 最優先 |
| 応用能力問題 | 6問(必須) | 30時間 | 最優先 |
| 法規 | 11問(8問選択) | 30時間 | 高 |
| 建築学等 | 15問(12問選択) | 35時間 | 高 |
| 躯体工事 | 13問(5問選択) | 20時間 | 中 |
| 仕上げ工事 | 12問(5問選択) | 20時間 | 中 |
| 設備その他 | 5問(必須) | 15時間 | 中 |
施工管理法と応用能力問題は必須で配点も大きいため、最優先で対策しましょう。
第二次検定の学習スケジュール
第二次検定の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 記述式+五肢択一 |
| 問題数 | 6問 |
| 試験時間 | 3時間 |
| 合格基準 | 60%以上 |
| 試験日 | 10月(年1回) |
5ヶ月スケジュール(中級者向け)
第二次検定の対策は、経験記述に時間がかかるため、5ヶ月を目安にしましょう。
1ヶ月目:基礎固め(30時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 過去問1年分を解いて現状把握 | 6時間 |
| 2週目 | テキストで施工管理全般を復習 | 10時間 |
| 3週目 | 記述式問題の出題傾向を分析 | 8時間 |
| 4週目 | 経験記述の新形式を理解 | 6時間 |
2ヶ月目:経験記述対策(前半)(40時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 品質管理テーマの記述案作成 | 10時間 |
| 2週目 | 工程管理テーマの記述案作成 | 10時間 |
| 3週目 | 安全管理テーマの記述案作成 | 10時間 |
| 4週目 | 各テーマの追加パターン作成 | 10時間 |
3ヶ月目:経験記述対策(後半)(40時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 記述案のブラッシュアップ | 10時間 |
| 2週目 | 手書きで書く練習(時間計測) | 10時間 |
| 3週目 | 異なる工事概要を想定した練習 | 10時間 |
| 4週目 | 記述案の暗記・最終調整 | 10時間 |
4ヶ月目:記述式・択一問題対策(40時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 問題2(仮設・安全)の過去問演習 | 10時間 |
| 2週目 | 問題3(躯体工事)の過去問演習 | 10時間 |
| 3週目 | 問題4(仕上げ工事)の過去問演習 | 10時間 |
| 4週目 | 問題5・6(択一)の過去問演習 | 10時間 |
5ヶ月目:総仕上げ(30時間)
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 模擬試験形式で過去問を解く | 8時間 |
| 2週目 | 弱点分野の集中復習 | 10時間 |
| 3週目 | 経験記述の最終確認 | 8時間 |
| 4週目 | 最終確認・体調管理 | 4時間 |
合計:約180時間
経験記述に必要な時間
経験記述は第二次検定の合否を左右する重要な問題です。十分な時間を確保しましょう。
経験記述対策の時間配分
| 作業 | 目安時間 |
|---|---|
| 新形式の理解・出題分析 | 5時間 |
| 模範解答の分析 | 10時間 |
| 記述案の作成(3テーマ×3パターン) | 30時間 |
| 記述案のブラッシュアップ | 15時間 |
| 手書きで書く練習 | 15時間 |
| 暗記・最終確認 | 5時間 |
| 合計 | 80時間 |
経験記述だけで80時間程度を見込んでおきましょう。
効率的なスケジュールの立て方
ステップ1:試験日から逆算する
まず、試験日を確認し、そこから逆算してスケジュールを立てます。
令和8年度の試験日程(予定)
- 第一次検定:2026年7月中旬
- 第二次検定:2026年10月中旬
例えば、7月の第一次検定を受ける場合、3月から学習を開始すれば4ヶ月の学習期間を確保できます。
ステップ2:週ごとの目標を設定する
大まかなスケジュールができたら、週ごとの目標を設定します。
目標設定のポイント
- 具体的に(「過去問を解く」ではなく「過去問2年分を解く」)
- 達成可能な範囲で(無理な目標は挫折のもと)
- 予備日を設ける(急な残業や体調不良に対応)
ステップ3:1日のルーティンを決める
週の目標を達成するために、1日のルーティンを決めます。
平日のルーティン例
| 時間帯 | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 朝(出勤前) | 用語暗記・軽い復習 | 20分 |
| 通勤中 | アプリで過去問・テキスト | 40分 |
| 昼休み | 問題集を解く | 15分 |
| 帰宅後 | 過去問演習・記述練習 | 1時間 |
| 合計 | 2時間15分 |
休日のルーティン例
| 時間帯 | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 午前 | 過去問演習(1〜2年分) | 3時間 |
| 午後 | 間違えた問題の復習・テキスト | 2時間 |
| 合計 | 5時間 |
ステップ4:進捗を記録する
学習の進捗を記録することで、遅れを早めに把握できます。
記録する内容
- 学習日時と時間
- 学習内容(過去問〇年分、テキスト〇ページなど)
- 正答率(過去問の場合)
- 気づいたこと、次回やること
ステップ5:定期的に見直す
計画通りに進まないこともあります。2週間に1回程度、スケジュールを見直しましょう。
見直しのポイント
- 予定通りに進んでいるか
- 遅れている場合、どこで取り戻すか
- 学習内容の優先順位を変更する必要があるか
働きながら学習する方向けのプラン
プラン1:朝活中心型(早起きできる方向け)
| 時間帯 | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 5:00〜6:30 | 過去問演習・記述練習 | 1.5時間 |
| 通勤中 | アプリで復習 | 30分 |
| 平日合計 | 2時間 | |
| 土曜午前 | 集中学習 | 4時間 |
| 日曜午前 | 集中学習 | 3時間 |
| 週合計 | 約17時間 |
メリット:残業の影響を受けない、頭がクリアな状態で学習できる
プラン2:スキマ時間活用型(通勤時間が長い方向け)
| 時間帯 | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 通勤中(往路) | テキスト学習 | 1時間 |
| 昼休み | 問題集 | 20分 |
| 通勤中(復路) | アプリで過去問 | 1時間 |
| 平日合計 | 2時間20分 | |
| 土曜 | 集中学習 | 4時間 |
| 週合計 | 約15.5時間 |
メリット:帰宅後の自由時間を確保できる
プラン3:週末集中型(平日は時間が取れない方向け)
| 時間帯 | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 平日 | 通勤中にアプリ | 30分×5日 |
| 土曜 | 集中学習 | 6時間 |
| 日曜 | 集中学習 | 5時間 |
| 週合計 | 約13.5時間 |
メリット:平日の負担が少ない デメリット:休日の自由時間が減る、継続力が必要
プラン4:両検定同年度受検型
第一次検定(7月)と第二次検定(10月)を同年度で受検する場合のスケジュールです。
1月〜6月:第一次検定対策
- 1〜2月:基礎固め(テキスト学習)
- 3〜5月:過去問演習
- 6月:総仕上げ
7月〜9月:第二次検定対策
- 7月:経験記述対策開始
- 8月:記述式問題対策
- 9月:総仕上げ
学習時間の目安
- 第一次検定:180時間(6ヶ月×30時間/月)
- 第二次検定:120時間(3ヶ月×40時間/月)
- 合計:300時間
試験直前期の過ごし方
1週間前
- 新しい内容は覚えない
- 間違えた問題の復習に集中
- 経験記述の最終確認・暗記
3日前
- 軽めの復習にとどめる
- 睡眠をしっかり取る
- 持ち物の確認
前日
- 早めに就寝
- 持ち物の最終チェック
- 会場へのルート確認
当日の時間配分
第一次検定(午前2時間30分+午後2時間)
午前の部
| 内容 | 目安時間 |
|---|---|
| 建築学等(12問) | 40分 |
| 設備その他(5問) | 15分 |
| 躯体工事(5問) | 25分 |
| 仕上げ工事(5問) | 25分 |
| 見直し | 45分 |
午後の部
| 内容 | 目安時間 |
|---|---|
| 施工管理法(10問) | 40分 |
| 応用能力問題(6問) | 30分 |
| 法規(8問) | 25分 |
| 見直し | 25分 |
第二次検定(3時間)
| 問題 | 目安時間 |
|---|---|
| 問題1(経験記述) | 50〜60分 |
| 問題2(仮設・安全) | 25〜30分 |
| 問題3(躯体工事) | 25〜30分 |
| 問題4(仕上げ工事) | 20〜25分 |
| 問題5・6(択一) | 20〜25分 |
| 見直し | 15〜20分 |
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まとめ
1級建築施工管理技士に合格するために必要な勉強時間と、スケジュールの立て方をまとめます。
必要な勉強時間の目安
| 対象 | 時間 | 期間 |
|---|---|---|
| 第一次検定のみ | 150〜250時間 | 3〜5ヶ月 |
| 第二次検定のみ | 150〜250時間 | 4〜5ヶ月 |
| 両方 | 300〜500時間 | 5〜8ヶ月 |
効率的なスケジュールの立て方
- 試験日から逆算してスタート日を決める
- 週ごとの目標を設定する
- 1日のルーティンを決める
- 進捗を記録する
- 定期的に見直す
学習時間確保のコツ
- 朝活で集中力の高い時間を活用
- 通勤時間をスキマ学習に
- 休日の午前中に集中学習
- 無理のない範囲で継続する
第二次検定は経験記述に重点を
- 経験記述だけで80時間程度を確保
- 新形式に対応した9パターンを準備
- 手書きで書く練習を繰り返す
計画的に学習を進めれば、働きながらでも合格は十分可能です。
令和8年度の合格を目指して、一緒に頑張りましょう!
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監修・執筆
sekocan 編集部
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