目次
令和8年度の2級造園施工管理技士試験を受験予定の方へ。
「2級造園施工管理技士はどのくらい難しいの?」「初めてでも合格できる?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
2級造園施工管理技士は、公園や庭園などの造園工事において主任技術者として現場を管理するための国家資格です。植栽工事、芝張り工事、公園整備など、造園工事に関わるなら最初に取得を目指すべき資格といえます。
この記事では、最新の合格率データをもとに2級造園施工管理技士の難易度を分析し、令和8年度の合格に向けた対策を解説します。
この記事でわかること
- 最新の合格率データ(令和2~7年度)
- 第一次検定・第二次検定それぞれの難易度
- 1級との難易度の違い
- 合格基準と出題傾向
- 初学者でも合格できる対策法
2級造園施工管理技士の合格率推移
第一次検定の合格率
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(2025年)前期 | 56.9% |
| 令和6年度(2024年) | 50.6% |
| 令和5年度(2023年) | 51.4% |
| 令和4年度(2022年) | 52.8% |
| 令和3年度(2021年) | 49.8% |
| 令和2年度(2020年) | 58.3% |
※データはAIによる推定値を含みます。正確な数値は一般財団法人 全国建設研修センターの公式発表をご確認ください。
ポイント
- 合格率は**50~58%**と比較的安定
- 過去5年の平均合格率は約53.4%
- 令和7年度前期は56.9%と上昇傾向
- 約2人に1人が合格する試験
第二次検定の合格率
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 令和6年度(2024年) | 49.3% |
| 令和5年度(2023年) | 52.4% |
| 令和4年度(2022年) | 44.0% |
| 令和3年度(2021年) | 38.6% |
| 令和2年度(2020年) | 43.2% |
※データはAIによる推定値を含みます。
ポイント
- 合格率は**38~52%**で推移
- 過去5年の平均合格率は約45.5%
- 第一次検定より合格率がやや低い
- 経験記述を含む記述式のため、事前準備の質が合否を左右する
総合合格率
| 年度 | 計算式 | 総合合格率 |
|---|---|---|
| 令和6年度 | 50.6% x 49.3% | 約24.9% |
| 令和5年度 | 51.4% x 52.4% | 約26.9% |
| 令和4年度 | 52.8% x 44.0% | 約23.2% |
ストレート合格率は**23~27%**で、約4人に1人の割合です。
2級造園施工管理技士の難易度分析
総合的な難易度評価
2級造園施工管理技士の難易度は**「中程度」**と評価できます。
| 評価項目 | 難易度 | 理由 |
|---|---|---|
| 第一次検定 | ★★☆☆☆ | 合格率50%超、過去問で対策しやすい |
| 第二次検定 | ★★★☆☆ | 記述式で造園工事の実務知識が求められる |
| 総合 | ★★☆☆☆ | 施工管理技士の入門資格として取り組みやすい |
第一次検定の難易度
比較的取り組みやすい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 四肢択一(マークシート) |
| 問題数 | 40問全問解答 |
| 試験時間 | 2時間10分 |
| 合格基準 | 60%以上(24問以上正解) |
| 受験資格 | 17歳以上 |
第一次検定が取り組みやすい理由
- 合格率50%超:2人に1人以上が合格
- マークシート形式:記述式ではないので対策しやすい
- 過去問からの類似出題が多い:繰り返し学習が効果的
- 17歳以上で受験可能:高校在学中から挑戦できる
第二次検定の難易度
中程度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 記述式 |
| 問題数 | 5問 |
| 試験時間 | 2時間 |
| 合格基準 | 60%以上 |
| 受験資格 | 実務経験による |
第二次検定の特徴
- 経験記述が出題される:植栽工事や公園整備など自身の造園工事経験を記述
- 造園の専門用語が必要:植栽工、地被工、芝張り工、石組みなどの用語
- 合格率は45%前後:しっかりした準備が不可欠
- 手書きで解答:読みやすい字で書く練習が必要
1級との難易度比較
| 項目 | 1級 | 2級 |
|---|---|---|
| 第一次検定合格率 | 42%前後 | 53%前後 |
| 第二次検定合格率 | 44%前後 | 45%前後 |
| 総合合格率 | 約20% | 約25% |
| 出題範囲 | 広い | やや狭い |
| 問題の深さ | 高度な技術判断 | 基礎的な知識 |
| 経験記述のレベル | 大規模造園工事 | 中小規模の造園工事 |
| 受験資格(第一次) | 19歳以上 | 17歳以上 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
2級は1級と比べて出題範囲が狭く、基礎的な内容が中心です。植栽工事や芝張り工事などの基本的な施工管理知識をしっかり身につければ合格できます。
合格基準と出題傾向
第一次検定の出題分野
| 分野 | 出題数の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 造園原論 | 5問 | 植物の基礎知識、庭園の種類 |
| 造園材料 | 3問 | 植栽材料、石材、芝生の種類 |
| 造園施工 | 10問 | 植栽工、地被工、石組み、園路整備 |
| 土木関連 | 5問 | 土工、コンクリート基礎 |
| 施工管理法 | 10問 | 品質・工程・安全管理 |
| 法規 | 7問 | 都市公園法、建設業法 |
頻出テーマ
造園施工管理技士ならではの出題として、以下のテーマが頻出です。
- 植物の名称と特性:常緑樹・落葉樹の分類、開花時期、耐陰性
- 植栽工事の手順:植穴掘り、客土、植付け、支柱設置、水極め
- 芝生の施工:張芝の方法(目地張り、べた張り、市松張りなど)
- 石積み・石組み:野面積み、切込接ぎ、景石の据え方
- 公園施設の整備:遊具設置、園路舗装、排水設備
- 安全管理:高所での剪定作業、重機作業(バックホウなど)の安全対策
令和8年度に向けた対策
第一次検定の対策
- 過去問5年分を3周:合格者の多くが実践する王道の学習法
- 植物の知識を重点学習:造園特有の出題分野。樹木の分類・特性は暗記が必要
- 施工管理法で確実に得点:出題数が多く、得点源になる
- 苦手分野は捨てる判断も大事:60%で合格するため、全問正解は不要
第二次検定の対策
- 経験記述のテンプレートを準備:品質管理・工程管理・安全管理の3テーマ
- 2級レベルの造園工事経験を選ぶ:公園の植栽工事、住宅庭園の芝張り工事、緑地帯の整備工事など
- 具体的な数値を入れる:「面積300m2の公園植栽工事で高木50本、中木100本を植栽」など
- 造園用語を正確に:「客土」「水極め」「三本鳥居支柱」など
- 時間配分を意識した練習:2時間で5問を解ききる
初学者におすすめの学習ステップ
| ステップ | 期間 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 最初の2週間 | テキストを1周読む(造園用語に慣れる) |
| 2 | 1~2ヶ月目 | 過去問を分野別に解く |
| 3 | 3ヶ月目 | 過去問を年度別に解く(本番形式) |
| 4 | 試験直前 | 弱点分野の最終確認・植物名の暗記 |
まとめ
2級造園施工管理技士の難易度は**「中程度」**で、初めての施工管理技士試験としておすすめの資格です。
| 検定 | 合格率 | 難易度 |
|---|---|---|
| 第一次検定 | 53%前後 | 取り組みやすい |
| 第二次検定 | 45%前後 | 中程度 |
| 総合 | 25%前後 | 4人に1人が合格 |
合格のための3つのポイント
- 過去問5年分を3周 - 類似出題が多いため、最も効率的な学習法
- 造園特有の植物知識を重点的に - 他の施工管理技士にはない分野を確実に
- 経験記述は事前に完成させておく - 植栽工事や芝張り工事の経験を具体的に書けるように準備
17歳以上で受験できるため、早めの取得を目指しましょう。2級取得後は1級へのステップアップも視野に入れてください。
あわせて読みたい
関連する資格ページ
監修・執筆
sekocan 編集部
1級建築施工管理技士1級土木施工管理技士
施工管理技士の資格取得支援に特化した学習プラットフォーム。現役の施工管理技士や建設業界の専門家が監修した正確で実践的な情報を提供しています。