目次
令和8年度の1級造園施工管理技士試験を受験予定の方へ。
「1級造園施工管理技士ってどのくらい難しいの?」「合格率はどれくらい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
1級造園施工管理技士は、公園や庭園、緑地帯などの大規模造園工事で監理技術者として活躍するために必要な国家資格です。近年の都市緑化推進やSDGsの流れから、資格保有者の需要は高まっています。
この記事では、最新の合格率データをもとに1級造園施工管理技士の難易度を分析し、令和8年度の合格に向けた対策をご紹介します。
この記事でわかること
- 最新の合格率データ(令和3~7年度)
- 第一次検定・第二次検定それぞれの難易度
- 他の施工管理技士資格との比較
- 合格基準と出題傾向
- 令和8年度に向けた効果的な対策
1級造園施工管理技士の合格率推移
第一次検定の合格率
過去5年間の第一次検定の合格率は以下の通りです。
| 年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年) | 約3,200人 | 約1,670人 | 52.1% |
| 令和6年度(2024年) | 約3,100人 | 約1,410人 | 45.4% |
| 令和5年度(2023年) | 約2,900人 | 約1,020人 | 35.2% |
| 令和4年度(2022年) | 約3,000人 | 約1,320人 | 44.0% |
| 令和3年度(2021年) | 約3,100人 | 約1,110人 | 35.9% |
※受検者数・合格者数はAIによる推定値を含みます。正確な数値は一般財団法人 全国建設研修センターの公式発表をご確認ください。
ポイント
- 合格率は**35~52%**と年度によって大きく変動
- 過去5年の平均合格率は約42.5%
- 令和7年度は52.1%と近年では最も高い水準
第二次検定の合格率
| 年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度(2024年) | 約2,500人 | 約1,300人 | 52.1% |
| 令和5年度(2023年) | 約2,300人 | 約1,000人 | 43.3% |
| 令和4年度(2022年) | 約2,200人 | 約1,010人 | 46.0% |
| 令和3年度(2021年) | 約2,100人 | 約840人 | 40.0% |
| 令和2年度(2020年) | 約2,000人 | 約820人 | 41.0% |
※受検者数・合格者数はAIによる推定値を含みます。
ポイント
- 合格率は**40~52%**で推移
- 過去5年の平均合格率は約44.5%
- 令和6年度は52.1%と近年で最も高い合格率を記録
- 経験記述を含む記述式試験のため、準備の質が合否を分ける
総合合格率(ストレート合格)
| 年度 | 計算式 | 総合合格率 |
|---|---|---|
| 令和6年度 | 45.4% x 52.1% | 約23.7% |
| 令和5年度 | 35.2% x 43.3% | 約15.2% |
| 令和4年度 | 44.0% x 46.0% | 約20.2% |
ポイント
- ストレート合格率は15~24%程度
- およそ5~7人に1人がストレート合格
- 2年に分けて受験する戦略も有効
1級造園施工管理技士の難易度分析
総合的な難易度評価
1級造園施工管理技士の難易度は**「やや高い」**と評価できます。
| 評価項目 | 難易度 | 理由 |
|---|---|---|
| 第一次検定 | ★★★☆☆ | 造園特有の専門知識が必要だが、過去問で対策可能 |
| 第二次検定 | ★★★★☆ | 経験記述の難易度が高く、植栽・庭園の実務知識が必須 |
| 総合 | ★★★☆☆ | 7種類の施工管理技士の中では中程度 |
第一次検定の難易度
中程度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 四肢択一(マークシート) |
| 問題数 | 65問中40問を選択解答 |
| 試験時間 | 午前2時間30分・午後2時間 |
| 合格基準 | 60%以上(24問以上正解) |
| 受験資格 | 19歳以上(令和6年度から緩和) |
第一次検定の特徴
- 造園特有の知識が必要:樹木の特性(常緑樹・落葉樹の分類、適正土壌、耐潮性など)、日本庭園の様式(枯山水・池泉回遊式・茶庭など)、造園材料(石材・芝生の種類)
- 土木系の知識も出題:土工、コンクリート、測量の基礎
- 法規の範囲が広い:都市公園法、建設業法、労働安全衛生法など
- 選択問題で戦略が立てやすい:65問中40問を選択できるため、得意分野で確実に得点
第二次検定の難易度
やや高い
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 記述式 |
| 問題数 | 5問 |
| 試験時間 | 2時間45分 |
| 合格基準 | 60%以上 |
| 受験資格 | 実務経験による |
第二次検定の特徴
- 経験記述の配点が大きい:全体の約40%を占める
- 造園固有のテーマ:植栽管理(高木の移植、支柱設置)、品質管理、工程管理
- 造園工事ならではの記述:植栽工事、芝張り工事、石積み工事、公園整備の具体的な工法
- 手書きによる記述力:具体的な数値(植栽面積、樹木本数、芝張り面積など)や工法名を正確に書く力が必要
他の施工管理技士資格との比較
7種類の1級施工管理技士の難易度比較
令和6年度のデータをもとに比較します。
| 資格 | 第一次検定合格率 | 第二次検定合格率 | 総合合格率 |
|---|---|---|---|
| 1級建設機械施工管理技士 | 26.3% | 68.1% | 17.9% |
| 1級建築施工管理技士 | 36.2% | 40.8% | 14.8% |
| 1級電気通信工事施工管理技士 | 40.9% | 41.8% | 17.1% |
| 1級造園施工管理技士 | 45.4% | 52.1% | 23.7% |
| 1級土木施工管理技士 | 44.4% | 35.3% | 15.7% |
| 1級電気工事施工管理技士 | 36.7% | 49.6% | 18.2% |
| 1級管工事施工管理技士 | 52.3% | 76.2% | 39.9% |
※データはAIによる推定値を含みます。
ポイント
- 1級造園施工管理技士の総合合格率は**23.7%**で7種中3番目に高い
- 第一次検定は比較的合格しやすい部類
- 受験者数が少ないため、情報や教材が限られる点には注意
合格基準と出題傾向
第一次検定の出題分野
| 分野 | 出題数の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 造園原論 | 8問 | 植物の生態、庭園様式、造園史 |
| 造園材料 | 5問 | 植栽材料、造園石材、芝生の種類 |
| 造園施工 | 12問 | 植栽工、地被・芝生工、石組み、公園施設 |
| 土木関連 | 8問 | 土工、コンクリート、基礎工 |
| 施工管理法 | 15問 | 品質管理、工程管理、安全管理 |
| 法規 | 12問 | 都市公園法、建設業法、労働安全衛生法 |
第二次検定の出題構成
| 問題 | 内容 | 配点目安 |
|---|---|---|
| 問題1 | 経験記述(植栽工事・造園工事の実務経験) | 約40点 |
| 問題2 | 造園工事全般(植栽・地被・石積みなど) | 約15点 |
| 問題3 | 工程管理(ネットワーク工程表など) | 約15点 |
| 問題4 | 品質管理 | 約15点 |
| 問題5 | 安全管理 | 約15点 |
令和8年度の難易度予想と対策
令和8年度の予想
合格率は例年並みの第一次検定40~50%、**第二次検定40~45%**と予想されます。出題傾向に大きな変更は見込まれませんが、近年は植栽基盤の整備や緑地保全に関する出題が増加傾向にあります。
第一次検定の対策
- 過去問7年分を繰り返す:類似出題が約60~70%
- 造園固有の知識を強化:植物名(学名含む)、庭園様式は暗記が必要
- 選択問題の戦略を立てる:得意分野で確実に得点
- 施工管理法を重点的に:出題数が多く、得点源になりやすい
第二次検定の対策
- 経験記述の事前準備:品質管理・工程管理・安全管理の3テーマ
- 造園工事の具体例を盛り込む:植栽工事(高木移植・支柱設置)、芝張り工事(目地張り・べた張り)、石積み工事(野面積み・切込接ぎ)など
- 具体的な数値を盛り込む:植栽面積、樹木本数、芝張り面積、工期など
- 手書き練習を繰り返す:時間内に読みやすい文字で書く
学習スケジュールの目安
| 期間 | 第一次検定 | 第二次検定 |
|---|---|---|
| 6ヶ月前 | テキスト通読 | 経験記述の題材選定 |
| 4ヶ月前 | 過去問演習開始 | 記述案の作成 |
| 2ヶ月前 | 弱点分野の補強 | 模範解答の暗記 |
| 1ヶ月前 | 模擬試験 | 手書き練習 |
まとめ
1級造園施工管理技士の難易度は**「やや高い」**ですが、計画的な学習で十分に合格可能な資格です。
| 検定 | 合格率 | 難易度 |
|---|---|---|
| 第一次検定 | 42%前後 | 中程度 |
| 第二次検定 | 44%前後 | やや高い |
| 総合 | 20%前後 | 5~7人に1人が合格 |
合格のための3つのポイント
- 過去問演習が最重要 - 類似出題が多いため、7年分を2~3周
- 造園特有の知識を確実に - 植物の特性、庭園様式、造園材料は必須
- 経験記述の事前準備 - 植栽工事や公園整備の実務経験を具体的に記述する
令和6年度から受験資格が緩和され、19歳以上なら第一次検定を受験できるようになりました。早めの挑戦をおすすめします。
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監修・執筆
sekocan 編集部
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